二度遊ぶ

 

実はこの本を手に取ったきっかけは以前村上春樹さんの作品「女のいない男たち」という本を読んだことがきっかけです。

 

似たようなタイトルに惹かれたのか、「男女の関係について」作者の吉田修一さんはどういったものを表現するのだろうか…。

私自身購入のきっかけとなった真意は今でもわかりません。

 

気づいたら手に取っていたことは真実です。

この本は作者が描いた11人の女性をリアルに描く短編小説です。 

今回はその中でも著者の男性目線から見た、読者の私達女性目線から見た「泣かない女」をご紹介します。

女はすぐ泣く。

今では女性でも働いている人が多いですが中小企業や大手企業になってくると、「男社会」が現状である思います。

 

 

私も新卒の時に同期の女の子ですぐに泣いてしまう子がいました。確かに女性のほうが感受性豊かであり、感情を表現することも多いです。

しかし私はすでに当時は嫌だなぁとか辛いなぁ、そして哀しみでさえも泣くことはありませんでした。

だから私も「男性」と同じ考えを持っていたのでしょう。「すぐに泣く女はめんどくさい」と。

 

女の強さ

この文章では残酷なストーリーがあります。約30ページに満たないものですので詳しいあらすじは書いてしまうと読む楽しみが半減してしまうかと思いますがこれだけはいえます。

 

「ここぞというときには女は強い」私のように男性のような性格をもっている人間だけではなく女性全般としてこれは共通すると思います。

 

強さと言っても「ストロング」の意味ではありません。一体なんと表現したらいいのか…。

 

女性にしかわからない強さもありますよね。

 

さらに感受性が強い反面、女性には冷静沈着になる場面があります。女性は「甘えるタイプ」か「しっかり者のタイプ」の2通りに分かれると思っています。

 

ただしこの2つを兼ねそろえていて女性であり、人に対してどういった風に表現する割合が多いのかそれがひとつの「女性のくくり」でありそれがこの物語では描かれています。

 

男性の目の映り方

女性に対して男性が思っていることがあるかと思います。

 

「女性はこうあるべきだ」など固定概念があるはずです。この物語は実は男性の視点から書かれたものであり、女性の心理も読み取って凝縮されている小説になっています。

 

経験や環境により女性が男性に思うこと、男性が女性に思うことには個人差があるはずです。

 

私は、女性ですのでこの「すぐに泣く女」という女性の気持ちもわかりましたし、男性の気持ちもくみ取れることができました。

 

 

本当に短くそして濃く11人の日本の女性を描いている小説になっています。

 

女性の心理を読みたい方や男女関係について経験を積みたい方にはぜひ読んでいただきたいと思います。