SEXCITY

 

この本は2004年に出版された本です。実は私この「セックス・アンド・ザ・シティ」の大ファンでしてドラマや映画のDVDを全て持っていて、関連本も原作も購入しています(笑)

ただし、これは原作とはちがいます。

簡単にいうとドラマでのシーンやセリフを踏まえてそれを分析するという本です。

 

それは読んでから知ったのですが、原作とは違う本で何が綴られているのだろうかと気になり、中古ですがネットで購入しました。

 

セックス・アンド・ザ・シティにはファッションと性に関することだけではなく時代背景も描かれているのでそこにも焦点をあてている本です。

 

セックス・アンド・ザ・シティの登場人物について。

まずは簡単に主要メンバーの4人を紹介します。

・キャリー

職業はライターで「セックス・アンド・ザ・シティ」という恋愛をテーマにしたコラムを書いています。客観的に物事を捉え、親友からの信頼も厚く、ファッションにもこだわる女性で靴に400$かけてしまうほど無類の靴好き

・シャーロット

彼女はアートギャラリーのディーラーとして働いていますがロマンチストで結婚願望が非常に強い女性です。

・サマンサ

「愛=セックス」という概念の持ち主。彼氏はたまにしかいないですが経験人数は豊富。ですがPR会社を経営してNYのいくつものお店を手掛けています。

・ミランダ

ハーバード大学卒業の弁護士。お金も地位も手に入れている彼女はプライドが高くさっぱりしている性格ですが、たまに女性らしい一面もみせることも。

 

4人に共通しているのはファッションが好きで仕事をしている30代の独身ということです。

ドラマの放映とアメリカの時代背景。

 

実は1980年以前までにはアメリカには「フェミニズム」という言葉が浸透していませんでした。

この「フェミニズム」というのは〝性差別を廃止して抑圧されていた女性の権利を主張しよう“という運動や思想のことを言います。

 

日本でも昔は「男は外で働く、女は家のことをする」といったことがありましたよね。それと同じようなものです。

実は1998年~2006年にかけてこのドラマは放映されました。

 

登場人物で紹介したように主要メンバーの4人はある程度の「地位」を持っています。

しかし、独身であることに周囲の人間からも心配されることも。

 

なぜかというとフェミニズムによって女性は権力を解放してきやすくなりましたが、女性は「結婚」するというのが世間に焼き付いているのでしょう。それを表しているのが、

 

“女性の地位が向上したのにも関わらず、古い固定観念や偏見は相変わらず根強く残っていた”

 

と、この本では記されています。

 

せっかく得た権力を認めてもらえないなんていかがなものでしょうか。

ドラマを見ると彼女たちはそれを恋愛やセックスに置き換えて語っていきます。

そういったことを同性愛者の監督は訴えたかったのだと私は思います。

 

ファッションへの影響力。

時代背景だけではなくこの映画はファッションにもスポットを当てています。

 

彼女たちのファッションはハイブランドのものやスタイリングなど、アメリカではファッション旋風がすごかったそうです。この本にはそれを証明するかのようにこう書かれています

 

“キャリーが肩に下げているところがものの1分程画面にでただけでこのハンドバッグにたちまち客が殺到した”

 

 

それだけではなく今では有名なハイブランドを衣装に取り入れることによって、セレブ界でしか有名でなかったものが一躍有名になったといわれています!

すごいですよね。ファッションにも歴史がありますが、「ドラマの力」によるなんて。