この本はおなじみのヴィレッジバンガードというお店で買いました。
きっとヴィレッジバンガードでなければ手をとることも購入することもなかったと思います。
知ってますか?
私が聞いたところによるとヴィレッジバンガードでは各コーナーをスタッフが担当し、好きにディスプレイをしていいというような販売方法があるそうです。
そんな販売戦略にまんまとひっかかった私。
孔子といえば中国での歴史上の人物ですよね。私も中学生のころ漢文で出てきたのを覚えています。
ですがやっぱり最初は読むのが難しかったです…。
でもこの本の構成は著者が孔子の言葉を簡潔に述べていて、孔子の漢文があり、さらにそれを読解した文章があります。
その中でも非常に役立つ私の大好きな文章をご紹介します。
“日頃のトレーニングにもなる「三省」の勧め!”
この文章は孔子ではないのですが曾子が述べています。
「曾子曰く、日に三たび吾が身を省みる。人の為に謀りて忠ならざなるか、朋友と交ざりて信ならざるか、伝わりて習わざるか」
つまりこの文章は一日に何回も何回も自分の行動や言動を振り返ります。
それは人のために物事を考えたのか、行動したのか、自分の努力不足な点がなかったのか
そして、先生から学んだことをちゃんと復習したのかということです。
こんなに自分のことを一日に振り返ったことはありますか?
「考えすぎじゃない?」と思いますが、自分の言葉や行動というのは無意識に人を傷つけています。
そしてある場面では判断を誤ったことにも気づくことができない人間もいます。
私も若いころは思ったことはどんどん口にしてしまうタイプでした。
ですが、この本を読んで「もしかしたらこの言葉が傷つけたのかもしれない」
「私の行動が間違っていたのかもしれない」と思うようになりました。
一日に何回も振り返ることによって反省をしていく。この行動だけで人は変われるんです。
私は専門学校卒業で高校の友人よりも早く就職しました。
会うたびに「考え方が大人になったね」と言われることが増えました。
これはこの本のおかげかと思います。もちろん相談も受けます。
その時に客観視してアドバイスをすることができるようになったなと思います。
どちらかというと高校時代は私は「話の結末がない」と部員に言われていたのでこういった本を読むだけでこんなにも変わるのだなと実感しました。
そのおかげで今こうして文章を通して皆さんにこの本の良さを伝えることができるのだと思います。
実は著者の説明文も難しいですが辞書を引いて意味を調べながら私は読み返しました(笑)
でもそのおかげで非常に良い言葉と出会えたのだと思います。
敬遠しがちだと思いますが一度読んでみてください。
この本には人間力を成長させる力があると思います。